念力

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今月初め、ポートランドでコレクティブル探しをしていたときのこと。

アンティークショップを何件か回ってみかけたリンゴ型のミルクグラス容器。

以前から欲しくて見かけるたびに悩んでたのですが、やっぱりやめました。
どれもペイントロスがあったり状態があまり良くないくせに高かったからです。


そして、サンフランシスコに帰る前の日になりました。

とあるショップに入ると、おっちゃんがあのリンゴを手にしています!!

う、うおーっ!

思わず話しかけました。

「おっちゃん、これを作った会社の名前知ってる?」
「いや〜 知らん。どこ?」
「あたしも知らんから知りたいねん。」
と言いながら、リンゴを手に取り値段チェック。
うおーっ!! 安い!!
しかもすっごいいい状態!!

おっちゃん、すっごい暇ですっごいおしゃべりのようで、リンゴの話以外は聞いてないあたしに機関銃のようにしゃべりかけます。
話に寄ると、普段はレコードを扱っててこういうのはよくわからないらしい。

お互いにいいもん見つけようね〜と言って、いったん別行動に。


もちろんあたしの目はりんごに釘付け。
店の中をくまなくうろうろするおっちゃんの後をつけていないフリをしてつけていきました。

「もどせー りんごをもどせー」と念力を送りながら。

おっちゃんはよっぽど暇のようで、何度も見ている棚をいったりきたり。
その間、彼が別の商品を棚に戻したのを見たあたしは、リンゴを戻すかもしれない! と淡い期待を浮かべながらあたしも行ったり来たり。

30分ほど経過しただろうか。
一向にもどす気配のないおっちゃんにしびれを切らしたあたしは、田中はんとの待ち合わせ時間も迫っていたため思い切って聞いてみた。

「おっちゃん、そのリンゴホンマに買う?」

あたしのダイレクトさに一瞬戸惑ったおっちゃんだったが、
「君、ホントに欲しそうだねえ。じゃああげるよ。」

と言って笑いながらリンゴをあたしにくれた。

まるで白パンをもらったハイジのように、あたしは目を輝かせてリンゴを両手で受け取った。

前の日に散々な目に遭ったあたしだけど、この日はホントにラッキーでした♪



念力は通じなかったけど、押しは通じました。

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by na0cci | 2006-10-30 07:36