妊忍日記17ー腹が鳴る

あたしは高校3年生の時、友人に”ピーちゃん”というあだ名をつけられた。


ある日、学校帰りに2人で公民館の部屋の一番後ろの席で勉強していた。

勉強部屋なので、静かだ。

しーんと静まり返った中、あたしのお腹が突然大きな音を立てた!

「ピーーーーーッ!!」

自分でもびっくりしたが、
隣で友達もびっくりしてたし、
一番前で勉強していた数人の男の子が全員「なんだ?! 今の音?!」てな感じで振り返った。


友達はあたしを見ていたが、あたしは知らんぷりをしていた。

いや、今なら堂々と知らんぷりをするか、もしくは自分で「すっげー、あたし!」と言ってごまかす技(?)をつけている。


でも当時は恥ずかしさで固まって動けなかったのだ。


男の子達はぼそぼそとしゃべった後、前を向いてまた勉強を始めたが、
あたしは勉強など手につく訳もなく。

友達も思いっきりしゃべりたそうで、中ではしゃべれないので出ることに。


でるなり
「あんた、すっごい音したで?! ピーーーーッ 言うてたで?! これからピーちゃんと呼ばしてもらうわ。」と言われた。


これは実際にお腹の音を聞かれないとどれぐらい恥ずかしいことかはわからないので、
どう呼ばれようと構わないし彼女はしばらくあたしのことをピーちゃんと呼んでいた。


あたしの腹がなるのはこれに始まったことではなく、胃も腸も鳴るので高校の授業中などは大変だった。 鳴りそうだったら息を止めてみたり、腹に力を込めてみたり、腹を思いっきり引っ込めてみたり。 多分何もしなければピーだのゴロゴロだのキューだのグーだのあたしの腹はいろんな音を奏でていたと思うので、それなりに”腹を鳴らさない技”を身につけていたと思う。


大学の授業中もそれなりにつらかったが、ピー事件のような大きな音は出なかった。


電話がひっきりなしに鳴る仕事場だったので、就職してからもあまり困らなかった。


腹が鳴り始めてから10年以上が経ったが、鳴り止む気配はなく、鳴るときは鳴る。
田中はんとはつきあってすぐに同棲し始めたので、このことはすぐバレた。

幸い田中はんは面白がってくれたので助かったが、
たまに人間が出す音じゃないような音も出すので気持ち悪がられる。

ミクシーでハラが鳴る人々のコミュを見つけてくれたのも田中はんだ。
てかハラが鳴って悩んでる人も結構いるんだ〜と思ってちょっと安心した。


そしてもうこの年になると、恥ずかしいっていう感覚がだんだんなくなってきてちょっとぐらい腹が鳴っても「あ、今のあたしの腹。」って言えるようになった。


でも今心配になって来たのが、ちび丸。
この、音を出す胃や腸ののすぐ横にいて、うるさくないんだろうか?
難聴とかにならないんだろうか?

自分では聞けないが、この音をお腹に耳をつけて聞いてみるとかなりうるさいと思うんだが・・・


応援よろしくお願いします。
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by na0cci | 2007-01-18 19:30 | 妊忍日記